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1、経営方針(診療方針)の明確化

1-5 人間観の理解(1)-3 科学的管理法における人間観
フレデリック・テーラーの科学的管理5原則の最後です。今しばらくお付き合いください。

⑤ タスク(標準作業量=ノルマ)は一流の労働者でも難しい水準に設定すること、を考察してみます。
ここでいう『 一流 』とは何でしょうか?テーラーの定義では、与えられたタスクを量的にも質的にも完璧にこなす人を指すのですが、果たして、そのような勤務医、スタッフを雇った経験のある方がいるのでしょうか?おそらく多くの方達がNOと答えることでしょう。ということは、このテーラーの原則の5番目は、皆さんの『 一流 』の定義によって成立し、各々の解釈に委ねられる、としておきましょう。あえて言えば、できる人にはそれに甘んじることの無い高い目標を与えるということででしょう。

さて、私なりの一流の定義を述べさせて頂くとすれば、『 一流の人 』とは、自己分析能力、自己管理能力に優れ、何事に対しても科学的判断を心がけ、判断の根拠となる業界内外、国内外情報の収集能力に優れ、分析能力が高く、心理学的根拠を持った伝達能力(コミュニケーション能力)を持ち、実行力とその結果に対する修正能力があり、常に何事にも好奇心を抱き、批判を嫌い、机上の空論者を嫌い、自分が実務者であることを望み、実務者としての経済的実績も高く、人の和の重きを知り、素直な心を持った義理人情に厚い人。

こんな人、いるのでしょうか? 私はこの『 一流の人 』を今まで一人しかあったことがりません。ただし、『 一流の人』を目指している方達は何人も知っています。私も『 一流の人 』になることを目指していますが、あと何十年かかるのやら、と思っています。おそらく、目指せば目指すほど一流の要素を新たに知り、また一流が遠のくのでしょう・・・。

話しを戻しましょう。

フレデリック・テーラーの科学的管理法は、その後、合理性を追求するあまり人間性が軽視されているという批判を受けるようになりました。私もテーラーの方法が全て正しいなどと全く思っていません。しかし、その科学的接近の考え方や「標準」という概念を確立したことは評価に値します。
テーラーの方法を照会してきた訳ですが、「こんなことは既に実行している。」と思われている方々も多いでしょう。しかし、あくまでも過去の経験に学んだ我流であることの認識を持って頂きたいのです。

私は成功している我流を否定するつもりはありませんが、一度成功したことに人間は執着するもので、全てをその成功経験に基づいた判断、方法を取ってしまうことが危険なことだと知っておいて頂きたいのです。また、『 勘 』で物事を判断することも警戒して頂きたいのです。特に『 勘 』が多く的中する方は要注意です。そういう方は、勘が当たるであろうことを前提に、思い込みの判断をしがちなのです。
勘で人材を採用している方は、その勘を科学する方法を標準化するべきでしょう。なぜなら、勘は他人に伝えられないが、科学は他人に伝えられるからです。つまり、それが一流の人事なのです。私の友人達には名門一流企業の人事部の人間も多いですが、その人事判断は実に科学的です。どんな科学かは、いずれこのシリーズで詳細に照会したいと思います。
しかしながら、どんな科学的な人事判断をしても、人間は本当に解らない動物です。私は何度痛い目に会ったことか。こんな素晴らしい求職者がいたのかと思い、自信を持って求人者に紹介し、求人側も喜んで採用に至り、勤務初日に無断欠勤。本当にさんざんでした。それでも、過去の経験を粘り強く科学してきたおかげで、その確立は驚くほど低下しています。

今井 義博

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